個人的メモ

メモ・記録・日記

古着事情:良いブランドでも好みじゃないものは買わない心

 

服はもっぱら古着の私。古着屋の通販を経てメルカリも使ってみたりして、お店よりもそりゃ個人売買のメリカリの方がいくらか安いから「おぉ、良いじゃんメルカリ」と思っていたんだけど、ポツポツと失敗も出てきた。着古感の判断って人それぞれだなあ、と。人それぞれって言うか、私個人でも断捨離を始めた数年前と今では「汚い服だなあ」と思う基準が全然違うし、そういう点で不満がポツポツと。

それでいてメルカリって「悪い出品者です」って評価をつけにくくないですか?悪いってほどじゃないし、私が古着なのに潔癖すぎるのかな、とか思っちゃったりして。

 

そんなワケで、ついこの間古着を5着買ったんだけど、これは古着屋の通販サイトから購入。お店だと一定の着古基準が設けられているから。

 

そのサイトはめちゃくちゃ安くて、500円台から買える服が大量に、本当にすごく大量にある。その代わり玉石混交で良い物は自力で探してねって感じで。クーポンも出ていたから全部で3000円いかないくらいだったかな。安い。

5着も購入したのは送料無料になるラインの1つが「5点以上」だったからなんだけど、断捨離をしていると「超欲しい服しか買っちゃいけないよ」みたいな教えがあって。5点全部が超欲しいとは思えなかったんだけど、最近は送料も高いし、送料を払うよりも1つ2つ余計に買った方が安かったりして。つまりまあ、清く正しいお買い物は出来なかった。“超“欲しくないだけで、欲しい物ではあったんだけどね。

 

でも「あぁ、良いジャッジが出来たんじゃないかなあ」って思った出来事もあって。

そのサイトにL.L.beanのニットが1100円で出品されていたんですよ。めちゃくちゃ破格だし、状態も綺麗だったんだけど、買おうか悩んでいて。即決できなかったのは色が黄緑だったから。『黄緑ニット・コーデ』で検索してみたり、派手な黄緑じゃない公園の芝生くらいのナチュラルな緑だからイケるんじゃないかと思ってみたりして。ずっとお気に入りにいれて悩んでいたんだけど、「そのブランドじゃなくても欲しいか?」って考えてみたら答えは『NO!』で。それで買わなかったんです。

 

送料無料には打ち勝てなかったけど、お得感とかブランドとか、そういうのにつられて買わなかったのは偉かったんじゃないかなあと自画自賛。多分昔の私だったら我慢できずに買っているはず。正直言うと今でも「気に入らなければ売っちゃえばマイナスにはならなかったのかも」なんて思っちゃっていたりもするんだけど。でもそういう買い方をしてそのアイテムが満足する物になったことって滅多にないしね。

 

いつ頃からだったかな、気が付いたんですよ。服って『高い服よりも似合う服だ』って。良い服を着たって似合わない色はやっぱり似合わないし、合ってないサイズは垢抜けないし。オシャレのプロであるスタイリストさんも「オシャレっていうのは服選びから始まっている」、お洒落に着るんじゃなくてお洒落な服を着る、的なことを言っていた。

そう考えていたら段々と、黄緑色のニットを買わなかったのは正しかったのだと自信がわいてきた。きっとアレは私には手に負えないブツだった。