家計簿アプリをインストールした。最近は銀行やクレカと連携できたり、レシートをパシャっとすると自動でデータ化してくれるハイテクなものも多いが、私には余る機能なので、ちまちまと自分で打ち込むアナログで最低限な機能のものを選んだ。被服費とギャンブルの収支をきちんと付けてみようと思ったのである。特に年間でどれだけ服にお金を使っているかは興味がある。ギャンブルの収支は見たくはないが、そろそろ見て見ぬフリをやめて現実を知っておくべきだと思った。
そんなワケで学生時代振りにお小遣い帳モドキを付けてみることにした。
自分の買い物を思い出しながら年間被服費は『3万円』くらいだったら嬉しいなと思っていたのだけど、女性が集う某掲示板では月2~3万円で、年間50万円に近いよって人が多かった。
年間3万円。私ってオシャレに対する意欲が低すぎ…!?と恐ろしくなるけれども、いやいや元々服にお金を掛けたいタイプじゃないし、と思い直す。
年間5万円が目標だと言う人に「月4000円って厳しくない?プチプラだけ?」と返事が付いていたりして、私の中では服は毎月買う物ではないので「そんな少ないだろうか」とピンと来なかった。被服費って人によって想像以上に幅がある。
バッグや靴、コートなんかは大きな出費になり得るけれども、毎年バンバン買うものでもないし、今のところは手持ちで足りている。
必要な物はもうほとんど持っていて、服を買うタイミングになるのは、傷んだ服の買い替えや、たまに着てみたいファッションに挑戦するくらいなのだから、とりあえずのところ今年の予算兼目標は、やっぱり3万円で大丈夫そうな気がする。
こういった記録はキリの良い時から始めるのが通説ではあるが、年始はとうに過ぎてしまったし、4月からのスタートを企んでウッカリ忘れてしまったら、いつまで経ってもスタートが切れない。なにより私の頭の出来じゃ、忘れてしまう可能性が大いにある。だから「今すぐ始めるのが正解」と年始でも4月でも、何なら3月1日でもない、中途半端な日にアプリをインストールして、いつでもお小遣い帳として使えるように準備を整えた。そして1週間が経とうとしている。
が、今のところまだ記入すべき事案は起きていないので、肩透かしを食らった気分になっている。3万円という一般的ではない予算を達成するためには、記入する日がいつまでもやって来ないことは、喜ばしいはずなのだけど。