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老後資金に『FIREの4%ルール』は適用させない

 

投資で暮らしていく、老後資金を賄う、といったことを調べると『FIRE 4%ルール』に辿り着く。

 

投資額の4%、つまり1億円であれば年間400万円までならば、延々と引き出しても資産が目減りする可能性は極めて低い、という研究データがある。

 

日本株が全然成長していないことを考えれば分かるように、これは米国株に限ったことで、それに加えて100%株式に投資するのではなく、【株式:75%・債券:25%】(だったと思う)債券を組み込みましょうとも言われている。

 

4%という数字は米国の株式市場の年間平均成長率が7%、インフレ率(値上がり率)3%の引き算からきている。金額は7%増えたけれど、モノが3%値上がりしたから、実質増えたのは4%分だね、という考え方らしい。

 

よく言われる老後資金2000万問題。

年金収入のみの夫婦ふたりで月に5万ほど赤字らしくて。ここから30年人生が続くとすると5万円×12か月×30年で1800万円。

 

年間で60万円の不足をこの4%ルールで何とかしようと思うと、1500万円。

ここでちょっと考えたいのが、この1500万円って数字は月5万円の赤字を補填しても資産が減らないために必要な投資額なのである。死ぬ時に1円でも残っていれば私の勝ち。つまり、資産をキープする必要はないのだから、4%と言わず5%、6%を売却していっても大丈夫なのでは?と最近思い始めた。

 

必要な金額を計算し直すと、5%だったら1200万円、6%だったら1000万円、となり最初の2000万円から随分と無理のない金額になる気がする。

もちろん今後物価も上がっていくだろうし、年金だってどうなるか分からないのだから、楽観的に考えてばかりじゃダメなのだけど。

 

4%ルールはお小遣い投資で実行すれば面白いかも

 

4%ルールに従うのならば米国株に25万円投資していると、毎年1万円のお小遣いが無限湧きする。年1万円をお小遣いとしてもぎ取っているのに、5年後も評価金額は25万円、10年後も25万円、15年後も25万円…。

1万円あれば、値段で迷ったあげくプチプラで済ませていたコスメをデパコスで買えてしまうなあ、と妄想するとなかなか魅力的な投資との付き合い方に思えてくる。

 

開始から3年くらいは25万円が拘束されてしまうことのデメリットが大きく感じられそうだけれど、10年も経てば、10年分のお小遣い10万円と評価額25万円だもんね。時間が経てば経つほどお得になるね。

 

これが2億円になると毎年800万円使ってチャラなわけでしょ。資産があるラインを超えると『お金が減らない、むしろ増える』って夢みたいな話を聞いたことがあるんだけど、きっとこういうことなんだなあ。

 

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