個人的メモ

メモ・記録・日記

蛭子能収に相談すると、悩みはこんなにも小さくなる

 

蛭子能収自己啓発本

蛭子さんは週刊誌だかWEBだかにお悩み相談のコーナーを持っている(た)らしくて、それがネットにまとめられていたのを読んで、本を購入してみようと思った。

 

人に馬鹿にされていて、ヘラヘラしていて、ギャンブルが好きで、そんな人から何を学べるんだと思ってしまうけれど、正論過ぎてぐうの音も出ない回答がかなり多い。

 

「もし誰かに『お前は負け組だ』と言われたとしても、『ああ、いま俺は負けているのか』くらいの軽い気持ちで考えていればいいんじゃないでしょうか。万が一にも、落ち込む必要なんてまったくありません。所詮、勝ち負けなんてものは、そのときだけのもの。今日ツイてるからといって、明日もツイてるとは限らない。むしろ勝っているときこそ危ないというのは、ギャンブルの定説です。」

 

人に幸せそうなところを見せた時点でもう不幸が始まってる。他人の幸せそうな姿なんて見て、誰が喜ぶの?  みんな不幸になるように呪いをかけてるかもよ。人が羨ましがるようなところは見せない方がいいよ。絶対、しっぺ返しが来る。そういうこと見せれば見せるほど、他人からの“不幸になれ”っていう念が増えて、本当に不幸になっちゃいそうだよ! 幸せと不幸っていうのは、いつでもひっくり返るものだからね。

 

一通り読んで思うのが、蛭子さんは自身を良く見せると面倒事が増えるということが良く分かっている人。そして、負担が増えるくらいだったら馬鹿にされている方が楽だ、と考えている人。

 

例えば、仕事が出来る人のフリをすると、その分期待されてじゃんじゃん仕事を任されちゃったり。家事が得意な女の子は印象が良いけれど、そのイメージを守るためにご飯や掃除をしてあげることになっちゃったり。

 

そこまで分かっていても自分を良く見せない、って難しいんだけどね。良く思って欲しいし、下に見られたく無いしさ。

自分が足りていると思っているならそれで良いのに、人の評価を気にしてヤキモキしちゃったり、あげくに面倒事を増やしてしまうなんて、馬鹿馬鹿しい。のらりくらり、ゆらりゆらり、と生きていけたら良いのに。

 

それから、108本ものお悩みとその回答が収録されていたのだけど、多かれ少なかれ、誰もが悩みや不満・不安を抱えて生きているのだなと思ったらちょっと安心した。

 

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